NO-08-200-57
20-07-30 編集

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先日のある雑誌の中に、頭脳の回転が「速い」か「遅い」かで良し悪に分類
してしまう表現が使われており、これは昭和の始め頃からこのようになった
それ以前は「賢い」「愚か者」と言うように、頭脳の回転速度に関係なく、
物事の本質を見分ける力を基準にして、その人の値打ちが決まっていたそう
です。現代人の考え方とはちょっと違っておりますが、誠に的を射た事と思
いました。

現代では頭の良し悪しは受験戦争に勝ち抜いた人、与えられた数値(問題に)
をアット言う間に答を出してくれる「コンピューター」的な人が善だそうで
す。果たしてこのような風に物事を仕切られて本島によいでしょうか。私に
は腑に落ちません。
今、地方の道路は何処まで行っても舗装がなされて、しかも人の通らない所
まで開発工事をして、税金の無駄遣いは目に余る一方、必要とされる道路即
ち過疎により冬季になると通行の出来にくい生活道路。又過疎化を防ぐ為に
都会のシステムを取り込んで、何でも都市化を計る町村合併、等その場にそ
ぐわないことを平気でしかも、自分の手柄のようにしている政治家と役人達
又そのような人々がリーダーになっている組織の人々、全部とは言いません
がそういう人達は、自分は頭が良いから、自分の言う事が正しいから文句を
言うな。と言っているような気がします。
その結果日本全国何処までも金太郎飴の如く、何処まで行っても代わり映え
しない風景が延延と続き、日本人全体の右に倣え主義を増長させ、生活様式
まで何とも味気の無い社会が作られておるような気がします。一度よく振り
返って頭の回転お速さだけでは行き詰まりつつある昨今の物事の本質を見直
す所まできているような気がします

昔に戻れとは言いませんが、速さだけでなく愚直と言う言葉について考えそ
こに戻って、色々な事に照り合わせてみると、又違った物事に対する考え方
が沸いてきます。そうする事は決して後戻りでは有りません。むしろ一歩後
退二歩前進です。
要は戦後の荒廃した国の中で、復興の為に一丸となって駆け足で物事に取
り組んできた時代、高成長期に貧困からの脱却に対する希望に邁進した時代
までは、駆け足でも何でも速ければ良かった。しかしバブルの崩壊により、
世の中の仕組みが変わったにも関らず、前時代からの惰性や、高度成長神話
の呪詛から抜け出す事が出来ない考えを持った人達が、自分の頭の回転につ
いて思考が間違っているにもかかわらず、自信過剰な面だけが前に出て自分
を擁護しているようでは、物事に対する考え方の本質が変わらない限り、そ
こから踏み出しても結果は同じ事になると思います。

頭の回転の速いといわれる諸兄、昨今の世の中では愚直なまでの考え方に戻
り、本質を見極めるようにしないと、明日は敗者としての立場に様変わりし
ます。役人や政治家諸兄が一番そのような立場に立っていることを、肝に銘
じてください。






 頭脳の回転の速さは善でない