NO-400-185
2019-09-30編集

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 旅への誘い

旅を趣味として各地に出かけて    

旅先の出来事を記録した中より   


樽見鉄道紀行文

夏の暑さに大負けした今年、9月も中旬になりやっと涼しさを感じるようになり、少しは
活動をせねばと思い立ちましたので、今日はこの時期としては乾燥をした空気と気温が前日
よりかなり低く快適な日になったので、思い切って岐阜県大垣市からの旧JR盲腸線、本巣
市樽見まで走る「樽見鉄道線」に乗って沿線見物をしながら出掛ける事にしました

8.44の市バスで笹島迄乗りJR名古屋駅に向かい、09.10発東海道線快速電車大垣行きに乗車
大垣駅に09.40に到着。一番外れのホームにある樽見鉄道大垣駅に向かい、一日全線切符を
(¥2,200-)を買い求める。乗車券は終点樽見にある日帰り温泉うすずみの入浴券付きで途中
の乗り降りは自由になっており、実際の往復乗車金額よりも¥280-高いがこれが便利。
到着ホームには既に10.05発途中の本巣駅行き車両が待っており、乗客も18人程乗っており
定時に出発する。
大垣駅を出ると間もなく最初の駅東大垣駅に到着、3人ほどの地元の方の乗降客りが有る、列車
は間もなく濃尾三川の揖斐川鉄橋を渡り瑞穂市に入り、畑の中に点在する住宅を眺めながら
ゆっくりと走り4つめの北方真桑駅には住宅が建て込んでおり、其処を通り抜けると畑の中は
殆どが柿の木畑の風景に変わる。この駅から二つ先駅の糸貫がこの地の特産富有柿の生産地
又、真桑駅近くには鎌倉中期創建と言われている「円鏡寺山門」で有名な社寺が有り、山門と
しては全国で2番目に古いと言われているかやぶきの立派な建造物が有り、今から10年程前に
美濃33観音の寺として参詣をしたことを思い出しました。
  大垣駅に待機中の気動車         東大垣駅付近を通過
  
  揖斐川鉄橋を渡り瑞穂市へ        瑞穂市の田園風景
  
  富有柿畠                本巣駅市内案内板
  
  樽見鉄道本社本巣駅と列車整備工場車庫  大阪セメント工場遠

  
この駅から瑞穂市〜本巣市にかけては特産の富有柿の一大産地で、10.34に本巣駅に到着する。
次の樽見行き列車は40分先の11.15になりその間樽見鉄道の駅と車庫しかない駅周辺を探索する
暫く駅待合室で地元の方と雑談をしながら時間が経ち、11.08列車が到着、乗務員の交代が有り
又すり違い電車の到着が有り約7分間停車。樽見行きの後続列車に乗り込む
以前この鉄道はこの付近の優良な石灰岩産出により、大阪セメントの運搬用が主でこの駅止まり
でしたが、観光を兼ねて奥地樽見地区まで延長をしましたが、今はセメント輸送もトラックに
変わり慢性的な赤字路線になってしまい、それでも地域の足として廃線にならず生き延びている
本巣駅を出るとすぐに織部駅、此処は戦国武将で茶人の古田織部の出生地。記念館と文珠の森の
観光施設が有り、特に記念館には織部焼き物が数多く展示され、本来なら降車して見学をしたい
駅です。
織部駅を通過すると外の風景が平野からいよいよ根尾川沿いの山間地へ入り、車窓の風景が一変
する。根尾川の流と両側に山の姿が迫ってくる。2つ目の駅「谷汲み口駅」は、この駅からバスで
約10分ほど先に西国33観音結願寺である「谷汲山華厳寺」への乗換駅でもあり3人の方が降りられ
て多分参詣に出掛けられる方と思はれます。
乗客も12人程度に減り殆んどの方が、終点の樽見温泉に行かれる方ばかりのようになりました。
列車は山が迫る川沿いの谷底を這うように進み谷汲み駅から7つ目終点樽見駅に11.49到着する。
駅前には温泉行の送迎バスが待機しており12.00出発をするバスに乗り込む。
  車窓から根尾川の風景を見ながら    終点樽見駅
  
  終点樽見駅ホームに待機中の列車     駅前催し場
  
  樽見温泉案内板             日帰り温泉うすずみ 本館全景
  
  野菜売り場館              ホテル宿泊館

  
温泉館の食堂で秋の季節料理(¥1,650-)を食べて、野菜館等を見学して13.00の送迎バスに乗り
樽見駅まで送って貰う。 駅に着いて予約をしておいたタクシーが待っており、うすずみ桜公園
と一つ先の駅水鳥駅前にある濃尾地震資料体験館に出掛ける。
先ず駅から1KM程先の薄墨桜公園に出掛けて、樹齢1,500年と言われる桜の大木を見物に出掛け
る。日本でも現存する桜としては最古の部類に入り、戦後一時期寿命が果てたと思はれたが、市民
の一丸の努力により、再生して今日に至る苦難の道を歩運出來田老桜です。今は葉桜の時期で
観光客もなく、それでも雄大に広げた枝葉の姿を見ることが出来る。
    天然記念物薄墨桜全景       側面
  
15分ほど見物を終わり樽見鉄道の次の駅水鳥駅前にある、地震体験記念館に向かう。此処には
濃尾地震の震源地近くで、地震による断層がそのまま残っている貴重な地域で、地震資料記念館と
体験が出来る施設が有り、一見の価値のある施設でもある。
入場料¥500-を祓い入館、先ず本館に付属する資料展示を見て、地震による断層のトレンチを
真近に眺めて断層の状態を見学することが出来る。続いて地震の震度5程度の揺れを体験できる
コーナーに出掛ける。前面のスクリーンに映る3次元映像眼鏡をかけて、震度5程度の揺れを実際
に映像と揺れの両方での貴重な体験することが出来る3つの施設を、約50分ほどかけて見学。
  濃尾地震体験館全景           本館外観
  
  体験館資料看板             断層の資料説明板
  
          地下に彫られて断層のトレンチを見学
  
         地震当時の断層の隆起が残る近くの風景
  
  何もない水鳥駅             樽見から来た列車が進入
  
  
             天狗そばや樅ノ木

   
14.15頃地震体験館の見学を終わり、表に出て断層跡を眺めて、すぐ前にある天狗そば屋で35分程
の時間をコーヒーを飲みながら、近所のお客さんを交えて雑談をして過ごす。これも旅の醍醐味
で最後の締めくくりになった。
15.01水鳥駅から列車に乗り16.06大垣駅に到着、16.26発の東海道線豊橋行き快速電車に乗り、
16.58名古屋駅に着き地下鉄を利用して17.30頃帰宅する。

  今回の旅行費用は¥8.100‐でした